院長ブログ

2018.07.01更新

眼底の中心は黄斑部といい、物を見るときは黄斑部で見ています。部分的にゆがんで見えるとき、黄斑の病気の可能性があります。

 例えば加齢黄斑変性、これは黄斑部の網膜の外側に新生血管が生じて網膜に出血、浮腫などが起き、視力の低下が進んでいきます。最近は抗VEGF療法という眼内に薬液を注射する方法で進行が食い止められるようになりましたが、それ以前では失明の大きな一因でした。

 加齢黄斑変性と同じようにゆがんで見える症状が出ますが、黄斑上膜という、黄斑網膜の表面に膜が張ってしわを形成する病気があります。これは黄斑変性より進行が緩やかで、視力低下が進行する場合、手術で黄斑上膜を除去する方法があります。

 両目で見ていると症状に気づきにくいものです。時々片目ずつで格子を見て、ゆがみや欠ける場所がないかチェックしましょう。

(メディコラ 2018年7月執筆)

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