A.2月~3月にかけてスギ花粉が飛散し、それに対して、眼・鼻・のどはじめ全身のかゆみが生じます。すでによく言われていますが、やはり花粉にさらされないことが大切ですので、マスクは必須、花粉よけのめがねも有効です。家の中に花粉を持ち込まないように帰宅したら玄関先で衣服についた花粉を払い落としてから中に入るようにしましょう。
薬としては、眼に対しては抗アレルギー薬の点眼、それでも効かなければステロイド点眼や非ステロイド性の抗炎症剤の点眼をします。さらに抗アレルギー薬の内服も効きます。ただし、隅角(黒目と茶目の間の隙間)が狭い方は抗ヒスタミンの内服にはご注意下さい(緑内障を引き起こすリスクもあります)。
かゆみが始まる2週間ほど前から点眼や内服を始めると症状が軽くなりますので、いつもかゆくなる時期がわかっていらっしゃる場合は、早めに薬を開始するといいでしょう。
眼のかゆみがつらいときは冷やすと少しやわらぎます。
Q.花粉症を予防するにはどうしたらいいでしょうか? また治療は?
2022.07.12更新