院長ブログ

2018.04.16更新

A.2月~3月にかけてスギ花粉が飛散し、それに対して、眼・鼻・のどはじめ全身のかゆみが生じます。すでによく言われていますが、やはり花粉にさらされないことが大切ですので、マスクは必須、花粉よけのめがねも有効です。家の中に花粉を持ち込まないように帰宅したら玄関先で衣服についた花粉を払い落としてから中に入るようにしましょう。
薬としては、眼に対しては抗アレルギー薬の点眼、それでも効かなければステロイド点眼や非ステロイド性の抗炎症剤の点眼をします。さらに抗アレルギー薬の内服も効きます。ただし、隅角(黒目と茶目の間の隙間)が狭い方は抗ヒスタミンの内服にはご注意下さい(緑内障を引き起こすリスクもあります)。
かゆみが始まる2週間ほど前から点眼や内服を始めると症状が軽くなりますので、いつもかゆくなる時期がわかっていらっしゃる場合は、早めに薬を開始するといいでしょう。
眼のかゆみがつらいときは冷やすと少しやわらぎます。

2018.04.16更新

A.ドライアイというのは、文字通り、眼が乾くのですが、他にも視力低下、ごろごろする、まぶしい、痛い、瞬きが多いなどなどの症状が出ます。
涙は黒目(角膜)の表面に最も外側から油層、水層、粘液層(ムチン)の3層構造を作り、角膜の栄養や酸素の補給、細菌から眼を守る働きをしています。3層ともバランス良く層を作り、機能することが大切です。油成分を分泌するマイボーム腺の働きが悪いと涙が蒸発しやすくなり、ドライアイの症状が出ます。また涙の量は普通に分泌されていても、涙道(涙が鼻に抜ける通路)から過剰に涙が排出されると乾きます。正常では瞬きする度に新たな涙の層が作られ、その層は10秒程保たれます。しかしパソコンやテレビを見ている時は瞬きが減るため、涙の層が再形成されにくくなります。涙が乾くことが刺激になって涙が余計に分泌され、逆に涙があふれてくることもあります(一見ドライアイと反対のようですが)。
 最近ドライアイの治療薬も増えてきました。従来のヒアルロン酸点眼や人工涙液に加え、ムチンの分泌を促したり、ムチンを産生する細胞を増やしたりする薬も出ています。また涙が少ないと眼の表面の不要な物質を洗い流せず、アレルギー性結膜炎を合併しやすくなりますので、アレルギー性結膜炎の治療が必要になることもあります。点眼でよくならない場合は涙点プラグ(涙の出口に栓をして、涙や点眼液が流れ出ないようにする方法)なども試みます。
 市販の点眼薬はいろいろな成分が含まれているため、人工涙液以外は極力控えます。ドライアイの重症な場合はなるべく防腐剤無添加の点眼剤を用います。
 空調やパソコンの多用などでドライアイのある方は増えてきています。ドライアイで見え方が悪くなる場合や眼精疲労の原因にもなりますので軽視できません。

詳しくはドライアイのページをご覧ください。

2018.04.16更新

A.視界に黒い点や髪の毛、虫のようなものがちらちらする症状を飛蚊症(ひぶんしょう)と言います。眼の中に硝子体という寒天状の物質があり、その中に混濁が生じることで飛蚊症が出ます。飛蚊症を起こした原因が何であるかにより治療法も異なり重症度も変わりますので、早く眼科を受診しその原因を調べることが大切です。硝子体が網膜(眼球壁の内面の膜)から分離し始めることから起きる年齢的な変化(後部硝子体剥離)であることが多く、この場合は残念ながら治療法がないですし、視力低下は起こりませんのでそのまま様子をみます。しかし網膜剥離(網膜が眼球壁からはがれ、放置すると失明する)、網膜裂孔(網膜に孔があく)、硝子体出血等があれば速やかに適切な治療をしなければ視力に影響します。また当初は後部硝子体剥離と診断されても、硝子体の変化はまだまだ続くので網膜裂孔等が後々出ることもあり得ます。大切なのは症状に変化があれば必ず眼科で精査し、できれば定期検査もすることだと思います。

2018.03.01更新

再発性角膜上皮びらんとは、朝起床時に突然目が痛くなり、涙が出て充血する病気です。軽ければお昼頃にはだいぶ症状が改善しますが、重症な場合は、数日しても痛みがとれない場合があります。

 角膜の表面が以前深く傷ついたことがあると(紙で目をこするなど)、その時はいったん治ったものの、角膜の上皮(表面の膜)の接着が悪いため、朝、目を開ける時に表面の膜が再びはがれて痛みが出るということが、しばらくたってから起こります。大抵は自分でも傷つけたことを忘れていることが多いです。

 治療は傷を治す点眼薬を使用しますが、なかなか良くならない場合はソフトコンタクトレンズをしばらく装用して、上皮の接着が強くなるのを待ちます。良くなった後はコンタクトの装用をやめますが、日中は傷を治す点眼薬、夜は眼軟膏を入れて寝るなどの治療の継続が再発予防には必要です。

(メディコラ 2018年3月執筆)

2018.01.01更新

ステロイド点眼剤は眼の炎症、充血の治療で使われます。即効性があり、花粉症によるアレルギー性結膜炎でもしばしば使用されます。ステロイドの内服では顔のむくみ・肥満・血糖値上昇・胃潰瘍など体の副作用が出ることがあり、このため、ステロイドは怖いもの、なるべく使いたくないと思っている人も少なくありません。

 点眼剤では、体の副作用が出ることはほとんどなく、注意する点としては、眼圧が上がる場合があることです。眼圧が上がると緑内障になるわけですが、上がってもステロイド点眼を中止すれば下がることが多く、また眼圧の上がりやすさは濃度によっても変わり、薄い濃度のものはほとんど眼圧上昇を起こしません。

 眼圧測定を怠らなければ、必要なときに的確に必要量を使用することで、症状も早く改善でき安全に使用できますので、むやみに避けずにうまく使いましょう。

(メディコラ 2018年1月執筆)

2017.12.01更新

白内障と緑内障、一文字違いで紛らわしい名前の病気ですが、病態は全く異なります。白内障は誰でも年齢とともに生じ、眼の中のレンズ(水晶体)が濁って視力が低下する状態です。生活上不便が生じたら白内障手術を受ければ、他の病気がない限り、視力が回復します。

 しかし、緑内障は何年もかけて視神経がダメージを受けて視野欠損が進行してくる病気で、白内障と違って手術しても元の状態に回復させることは不可能です。点眼治療をしますが、進行を抑えることしかできません。自覚症状が出にくいため自分で気付く頃には進行してしまっています。

 このため早期発見が大切ですが、健康診断で指摘されたり、他のことで眼科を受診して偶然発見されるしか早期発見の方法はありません。早く見つけるためにも、眼科に受診する機会がありましたら、一言聞いてみましょう、「緑内障はありませんか? 」と。

(メディコラ 2017年12月執筆)

 

2017.09.01更新

40歳代に入ると老眼により、新聞やパソコンなど近いところが見えづらくなることがあります。老眼とは自由に距離を変えて焦点を合わせる力が衰えてくることであり、眼精疲労の原因にもなります。

 老眼に対応する眼鏡はどの距離を多く見たいかによって種類が変わり、たとえば1つの眼鏡で遠くも近くも見たい、自動車の運転をするなどの場合は遠近両用眼鏡。パソコンなどの作業も多く、主に室内程度の遠方が見えれば十分な場合は中近両用。デスクワーク中心に使うのみであれば近々や近用(いわゆる老眼鏡)を選択します。左右の眼の度がかなり違う場合、遠近や中近両用に慣れられない場合は、モノビジョンと言って片眼は遠く、反対眼は近くが見えるようにする方法もあります。

 遠近両用や中近両用は一般的に50歳頃までに始めると慣れやすいですので、近くが見えにくいと感じたら無理せず眼鏡を変えましょう。

(メディコラ 2017年9月執筆)

2017.07.01更新

最近ウイルス性結膜炎が増えています。細菌性の結膜炎の場合は、抗菌点眼がよく効き早く治りますが、ウイルス性結膜炎は人にうつりやすいため学校や幼稚園・保育園は登校・登園禁止となります。

 結膜炎を起こすウイルスに直接効く薬はないため、炎症を抑える点眼や、細菌の2次感染を防ぐために抗菌点眼を使用しますが、すぐには治らず自分の免疫力がついてようやく治ってきます。症状は充血、目やに、まぶたの腫れ、涙、ごろごろ感などです。

 ウイル性結膜炎がやっかいなのは、うつりやすいことです。結膜炎になっている目を触った手で他の場所(家の家具などでも)を触ると、そこを他の人が触ることで感染が広がります。次亜塩素酸が効果的なので、使用したタオルなどは次亜塩素酸(市販の漂白剤でも含むもの有)に浸す、目を触った手はよく流水で洗うなどの注意が必要です。

(メディコラ 2017年7月執筆)

2017.06.01更新

近視とは近くは裸眼で見え、遠くは眼鏡やコンタクトレンズを使用しないと見えにくい状態です。近視を進ませたくないというのは多くの人の願いだと思います。画期的な方法はまだありませんが、近視の進行抑制の手段の一つとして特殊な眼鏡のレンズがあり、近視の進行を1~2割遅らせると言われています。学童期で近視の眼鏡をかけるのであれば、このようなレンズの方が望ましいでしょう。

 低濃度のアトロピン点眼は一部の施設で試みられています。夜間に特殊なコンタクトレンズを装用することで、近視を矯正して裸眼視力を上げるオルソケラトロジーが、近視抑制効果は最も強いという報告がありますが、年齢の低い子どもに装用するのは難しい場合があります。日常生活では本・パソコン・携帯など近くを見る作業は時々遠くを見ながら、そして見る物の距離を30cm離すということを心掛けるようにしましょう。

(メディコラ 2017年6月執筆)

2017.04.01更新

突然何もしていないのに、白目(結膜)が赤くなることがあります。出血の場合と、炎症や感染の場合があるのですが、絵の具で塗りつぶしたような赤さは結膜下出血のことが多いです。結膜下出血の原因は不明なことが多く、時には軽い痛みを伴いますが視力は変わらず、1~2週間で自然吸収されます。外見はかなり赤いので慌てる人もいらっしゃいますが、早く吸収させる薬はないので、痛みなどがなければそのまま経過観察となります。
 一方で、結膜炎や強膜炎などの炎症は、よく見ると血管が拡張し、血走ったように見えます。たいてい痛みや目やになど何かしらの自覚症状があり、その場合は眼科を受診して適切な治療をしてもらう必要があります。また緑内障発作や角膜潰瘍などの重症な病気が原因である可能性もあるので、痛みが強い場合、視力が低下している場合などは、早く眼科を受診しましょう。
(メディコラ 2017年4月執筆)

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